夜中の雨

肺炎で入院して、2日後。

心配で、不安で、夜も眠れずに。

すると、夜中、病院からの電話。

状態が悪化し、集中治療室に搬送されたからと。

泣きながら、即着替え、車を飛ばし。

あの日も雨が降っていた。

私の500（チンクエチェント）。

時速160キロは出していただろう。

車の中で、叫びながら。泣きながら。

病院へ到着。

病院の前で、濡れる地面に転び。

病室へ着くと、看護師から、落ち着くようにと言われ。

状況を説明され。

呼吸ができず、最悪な事態を防ぐために、念のために、集中治療室へ搬送したと

のことを説明され。

一瞬だけ、苦しむ彼に会い。

医師からの説明は、13時からだから、家へ戻るようにと医師からの指示。